
し、各業界によってかなり違っている。さらに同業者が集まる協会組織で日本劇団協議会、児演協というようなところがある。私ども、芸団協は全国公立文化施設協議会と協力して公演事業資料というものをつくって皆さんに提供したりとか、情報提供のお手伝いをしよう、情報流通の基盤整備をしていきたいというふうに思っております。 そして各地の公立文化施設。自分たちで作品づくりを始めたところもあり、生産に参画をしている。それとネットワークで流通の面も含めて行っている場合もある。公文協は公演事業資料というものでインターフェイスの役割を果たす。今度、97年2月25日から27日にかけて芸術見本市を芸団協、公文協、国際交流基金、地域創造が協力して、東京国際フォーラムでやろうかということで、今準備をしています。もし都合のつく方はぜひ来ていただいて、芸術団体とのフェース・ツー・フェースのつき合いをつくっていただければという趣旨で、200ぐらいの芸術団体が自分たちの情報を直接発信するというか、資料を渡したり懇談したりとか、そういう場を設けようということで準備しています。 これは参考ですが、なぜ山本さんをお呼びしたかの理由でもありますけれども、関東甲信越ブロックで言うと、クラシックが26%、歌謡曲が15%、演劇が11%、舞踊が3%、演芸5%、かなりいろんなジャンルがやられて、特にポピュラー音楽は結構行われていてる。97年度公演事業資料は、424団体が3421作品を提供しているんですが、演劇関係だと劇団が多くなるし、ポピュラー関係のエージェントが多くなっているとか、皆さんがコンタクトをとるときに、一体この組織はどういう立場の人なのかということを認識した上で、いい関係をつくっていただきたいなということで、今日ご紹介させていただきました。 最後に、情報の問題、今、芸術情報プラザネットというネットワークがつくられつっあります。そのシステムの話をさせていただきます。芸術家、芸術団体のデータベースは私どもが収集してつくっているわけですけれども、その活用の仕方というか、これは新しいメディアですので、これからどういうふうに生かしていくかという可能性の話です。今までのネットワーク、プラスアルファで新たな情報チャンネルとして、その新しいメディアをどう活用するかを重点に考えたいと思います。 今年からスタートして、データベースは第1次に6月アップして、ついこの間第2次を上げて、個人で4000人ぐらい、芸術団体で1000ぐらいの登録がされています。皆さんが招聘する公演団体のかなりの部分が登録はされていると思います。プラザネットに入っている芸術団体がいまだ300、公立文化施設で百何十で公文協加盟の10%ぐらいです。まだ少ないことは確かなんですけれども、長期的にこれを使うことによってどういうことができ
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